STAFF BLOG
こんにちは。今日はニュークックチルでお馴染みの『再加熱カート』について、お話したいと思います。
再加熱カートの調理では、温度調節でご苦労されている施設様も多いようで、お客様より「素材が焦げてしまう」などのご相談を頂く事がございます。 このような場合の上手な対処法として幾つかご紹介させて頂きます。
熱風式、IH式など、お使いの機器にもよりますが、お役に立てれば幸いです。 今回は、熱風式再加熱カートを例にご紹介いたします。
まず、温度調整の難しい惣菜として、魚が挙げられます。 『サバの味噌煮』などは、とくに焦げ付きで苦戦していると伺います。
この焦げ付きの原因は糖分で、水分の少ないものを加熱すると、焦げ付きが発生する事がございます。 対策と致しましては…。
・ペーパータオルを少し水で湿らせて食材の下に敷く。(これは、加熱量を抑える効果が期待できます)
・加熱後の乾燥を見込んで水を噴霧する。(こちらも、前述と同じ狙いです)
・フタをする。
・ヒーター(熱風口)から遠い位置に食器をレイアウトする。
・他の食材の芯温が75度に達しているのであれば、設定温度を5~10度程度下げる。
・・・等がございます。
焦げ付きは、過加熱が原因の1つですので、加熱量を減らす事で焦げ付きを軽減できます。 食材収納数が少ない場合(例:48膳のカートに30食だけ入れて加熱)は、使わない段にもトレーだけを入れて頂く事で、循環風量が少なくなり、過加熱の減少に効果がございます。
是非お試し下さいませ。